ななくさがゆ調理日記

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ガルパン総評「これが私の戦車道」

第10話より3カ月を経て、ついにガールズ&パンツァーが完結いたしました。
第1話より彼女たちの成長を追いかけていた私も、23日の最速上映回に参加し、大洗の観光に行って参りました。
そこで最終回を記念して当ブログでガルパンの総評を書きたいと思います。

アニメや漫画に限らず世の中の創作作品、または現実の生活における感動のステップとして
今までの積み重ねた時間や経験、その間に抱いた感情を一気に解き放つというものがあります。
これはいわゆるカタルシスという文学表現で、私も小説を書くときには特に力を入れているところであります。

このカタルシスを構成するのは、

・目標
・目標に対する動機づけ
・目標に至るまでの手法、経験、努力
・人物の感情、動機
・結果

が挙げられます。

ガルパンにおいては、駆動輪にはまる履帯のようにこの組み合わせが非常に噛み合わさっていました。

ガルパンの大きな目標は、「全国大会の優勝」
それに対する動機づけは、「優勝しないと学校が廃校になる」
というものです。

それに加えて、劇中でわかる個人の目標もあり、
生徒会には、「学校を守る」 動機(自分たちが経験した学校での楽しさを、未来に繋いでいきたい)
沙織の「目指せ、モテ道」 動機(モテるため(笑))
華の「力強い華道」 動機(個性のなかった華道への挑戦)
麻子の「遅刻見逃し」 動機(卒業しておばぁを安心させるため)
バレー部チームの「部の復活」 動機(廃部となってしまった部を取り戻す)
1年生チームの「逃げない」 動機(劣勢に立ち向かうあんこうチームを見て、逃げてしまったことへの後悔と決意)
等と言ったものがあり、
主人公にみほには、「自分の戦車道」というものが目標があったと思います。

そしてこれらが最終回で一気に解放されるわけです。
特に、私が評価したいのが、1年生チームの活躍です。
(最速上映回ではみほ役の渕上さんも1年生チームの成長が見どころと仰っておりました)

ガルパンの見どころ、テーマの一つには、「成長」があると私は感じます。
スポ魂の作品では、主人公が後輩で、主人公が成長する場面をクローズアップすることが多いですが、
ガルパンでは、主人公が2年生で、後輩が最初から存在するという要素があります。
先輩から見た後輩という、特に「成長」が感じられる点でも、視聴者も先輩の立場から1年生に感情移入していたのではないしょうか。

序盤では、軽い気持ちで参加し、結果としては戦線を放棄してしまう場面がありましたが、
生徒会が隠していた、廃校の危機という動機づけがない以上は、この1年生の行動にも理解できる点があります。
その1年生が、圧倒的不利な状況でも果敢に戦うあんこうチームを見て、今度は絶対逃げたりしないと決意を表明します。
その後は戦車道にも気合が入り、サンダース・プラウダでは積極的に戦い、チームを支える役にもなりました。
ただ、活躍をしたかと言われると、決意だけが空回りしているという印象があるもの事実で、
決意を達成したものの、最初の逃げだした印象が強かっただけにまだこれでは足りないという飢餓感を視聴者に植えつけさせています。
結果を出すには、努力が必要です。

それを黒森峰との戦いの最中に、1年生が見せてくれました。
重戦車を前に恐怖を口にするも逃げず、恐怖に打ち勝とうとする強い勇気
フラッグ車同志の一騎打ちという作戦を達成するために、強力な後続戦車を自ら引き受ける積極性
自分たちも作戦を作り実行する戦術構築能力
あんこうチームが聖グロリアーナで見せた側面攻撃を参考に、敵の待ち伏せ攻撃を予測する思考能力
戦車の構造を理解し弱点を攻撃したり、市街戦の複雑な地形を利用し超攻撃力を封じ込めたり、川へ落とすといった発想力
みほの作戦命名にならい、独自の作成名をつけるネーミングセンス

最終話では、存分に1年生の成長を見ることができます。
決戦前夜の戦車映画鑑賞も、作戦を立案していたという伏線になり、1年生も1年生なりに、
みほの助けになろうと努力をしていたことが伺えます。
シーンはありませんでしたが、あんこうチームの戦闘シーンも鑑賞して、研究していたのではないかとも思ってしまいます。

もちろん「成長」というのは、1年生チームだけではなく、
他のチームもみほの助けになろうと、必死に敵を引き付け、フラッグ車一騎打ちを演出していました。
いくらカーボンコーティングで安全が保障されているとはいえ、規格外の戦車に真っ向から立ち向かったり、
重戦車に追いかけまわされるのは、心情的には恐ろしいことです。
そして、作戦を実行する能力が必要になってきます。
こそこそ作戦では、まだまだ素人であったために、作戦を正確に実行できなかったことがあります。
漫画版では、みほに頼りすぎて責任を押し付けてしまったという優花里の独白がありますが、
最終局面では、みほが仲間を信頼し、負担を願い出ることになります。
それを各チームが作戦を了承し、指示を遂行したうえで、自らの判断で行動できるようになる。
まさに、「ENTER MISSION」ということになります。

あんこうチームはあんこうチームで、
聖グロリアーナ戦で失敗した攻撃を見事成功させます。4話の攻撃も伏線になっていたのです。

これが、目標に至るまでの成長のカタルシスです。

目標達成のカタルシスでは、
もちろん、全国大会の優勝という最大目標もありますが、
個人の目標の達成もまた感動的なものです。
華の目標はすでに達成され、1年生チームの目標も達成することができました。麻子も無事卒業できそうです。
沙織の目標は、おじい達にモテモテとなり、バレー部は目標が変わってしまうというギャグ要素がありました。
しかし何よりも主人公の目標の達成が最終話で待っています。
助けた同僚にも感謝を告げられていたこともありますが、
試合終了後、みほは、姉のまほのところに向かい、「やっと見つけたよ。私の戦車道」と告白します。
そして、まほは微笑み、みほらしいと評します。
華が力強い華道を目指し、自分の個性を勝ち取ったように、みほにも自分の戦車道を見つけられたのです。もしかしたら、みほは自分の境遇を華に重ね合わせていたのかもしれません。

「大切な人たち、守りたい友だち これが私の戦車道」

思えば、1話目から、生徒会に退学させると脅かされるまでみほを守ろうとした沙織と華という友達を守るために、戦車道を始めました。
その戦車道を通じてできた大切な人たち、そして彼女たちが通う学校を守るために戦うことが次第に彼女の目標に合致していきます。
仲間の個性が反映された戦車を見ても、楽しむ素振りを見せるみほの心意気には
固定観念にとらわれて個性を否定する=西住流に外れたみほを叱責する母へのアンチテーゼが入っていたように思えます。
他作品での事例を挙げるのは好ましくありませんが、少なからずガルパンのスタッフが関わったストライクウィッチーズでも
多国籍編成の主人公第501統合戦闘航空団でも(元のスオムスいらん子中隊でも)、統一された一国の軍よりも、一見ばらばらにみえる多国籍の軍の方が強いということもあり、
ガルパンでも、年代、国籍もばらばらでデコボコ不整地な個性の塊である各チームを統率し、その個性の団結で最強の黒森峰を打ち砕くという展開になりました。

そしてこの個性というものが、キャラクターへの感情移入を強力にし、そのキャラクターを「かわいく」するのです。
かわいらしさの構成要素には外見もありますが、現代のアニメにおいてそういうかわいくないキャラが存在すること自体が珍しいので、もはや外見上のかわいさは問題になりません。
問題となるのが、キャラの行動、心情といったもの、それぞれが持つキャラクターの固有性です。キャラの動いた結果こそが、「かわいい」のです。
ガルパンでは、チーム数だけでも、8チーム、30名以上のチームメイトがいます。12話という短いクールでは、描ききれない部分があったのは確かですが、
それでもキャラのかわいさを演出するのには、かなり成功していました。
かわいいキャラが持つ葛藤が昇華され、目標が達成されるよろこびというのは、今まで見守ってきていた私たちにとっては、かけがえのない感動となって還ってきます。

最後に、このガールズ&パンツァーを象徴する沙織の名言を引用して、総評の結びといたします。

「私たちの歩んだ道が戦車道になるんだよ!」

■■

というわけで、以上が総評になります。
水戸での先行上映会で、1話から12話まで通しで見ましたが、改めて最高の作品であると思います。
渕上さんも上映会のトークショーで最終話のクレジットの時点で泣いていたと語っておりましたが、
もう私も、劇場で信三郎状態です。
特に上でも書いた1年生の活躍シーンはもとより、
生徒会の、私たちの役目はおわりと、後輩に未来を託すシーン、これも生徒会の短いながらも回想があった学校生活シーンでの「楽しかった……」という一言とリンクしてもうヤバイ
バレー部の頑張りにも感動し、P虎の弁慶の仁王立ちで、黒煙を上げながらも、失敗作と揶揄されながらも、敵戦車の猛攻を凌ぐ姿に漢を見、
最後にみほの戦車道が見つかったシーンでは、心の底から祝福を捧げていました。

上映会では、戦車を撃破するたびに、自然と拍手が沸き起こり、会場の一体感を感じました。劇場で見れてよかったです。
ストライクみたいに絶叫オフ上映会があったら、失神してまうかもしれんです。

翌日の海楽フェスタ開始を待っている間、大洗市が用意してくれた休憩所ではガルパンBGMが流れており、
徹夜で映画を見て、寝ようと思っていましたが、全然寝れませんでした。粋な計らいなのですが、心苦しいです。
もうBGMを聞いていると昨夜の感情がよみがえって、涙目状態で寝れるわけがない!
最終話を見れてよかったですが、もう完結してしまったということに、胸が苦しくて生きるのが辛いです。
もの凄い喪失感、昨日は吐き気がひどくて、まともにご飯すら喉を通らないほどのショックでした。せっかくの大洗のご当地食品も満足に食べられませんでした。無念です。
もう抜け殻のように今日はすごしました。

ともあれ、ガルパンと出会ってからのこの半年はとても楽しいひと時でした。
スタッフの皆様には頭が下がる思いです。ありがとうございます。
願わくば、もっとガルパンが盛り上がっていくことを願います。

それでは、パンツァー! フォー!
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テーマ:ガールズ&パンツァー - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2013/03/25(月) 23:49:44|
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